業種別

整体院・接骨院の集客がうまくいかない理由と、予約を増やすホームページの作り方

公開:2026.05.25 更新:2026.05.27 著者:山浦康介 読了:約11分

この記事のまとめ(先に結論)

  • 整体院・接骨院の集客は、「地域で見つけてもらい、来院前の不安を消す」こと。お客さまは「地域名+症状」で探しています。
  • 集客できない院は、たいてい地図(MEO)で出てこない・症状別の入口がない・料金や施術者が見えず不安のどれかに当てはまります。
  • 予約を増やす鍵は症状別ページ・施術者と資格の明示・料金の透明性・口コミ・かんたんな予約導線。とくにスマホでの見やすさが効きます。
  • 効果をうたう表現には法律上の注意(薬機法・景表法)が必要です。「治る」「必ず改善」は避け、誠実に伝えることが結果的に信頼につながります。

「腕には自信があるのに、新規のお客さまが増えない」「ホームページはあるけれど、そこから予約が入った記憶がほとんどない」——整体院・接骨院・整骨院の先生から、よく聞くお悩みです。

施術の技術と、集客は別のスキルです。どんなに良い施術ができても、近所で困っている人に見つけてもらえなければ、来院にはつながりません。逆に言えば、見つけてもらう仕組みと、来院前の不安を消す情報さえ整えれば、地域密着の治療院は集客しやすい業種でもあります。

この記事では、整体院・接骨院のホームページがなぜ集客できないのかを整理し、予約を増やすための具体的な作り方を解説します。効果をうたう表現の法律上の注意点も、トラブルを避けるために正直にお伝えします。

結論:地域で見つかり、来院前の不安を消すこと

先に結論です。整体院・接骨院の集客でやるべきことは2つだけです。「地域で探している人に見つけてもらう」ことと、「見つけたあと、来院前の不安を消す」こと。この2つを整えると、予約前の離脱を減らしやすくなります。

体の不調を抱えた人は、「肩こり 整体 ◯◯市」「腰痛 接骨院 ◯◯駅」のように、症状+地域で検索します。さらに、初めての院は「痛くないかな」「いくらかかるんだろう」「どんな先生だろう」と不安だらけです。この不安を、来院前にホームページとGoogleマップで消してあげられるかどうかが、選ばれるかどうかを分けます。

なぜ整体院・接骨院のサイトは集客できないのか

集客できていない治療院のサイトには、共通する原因があります。大きく3つです。

FIG 1集客できない整体院・接骨院サイトの3大原因
地図(MEO)で出てこない
Googleマップの情報が未整備。「地域名+症状」で探されても表示されないのが最大の取りこぼし。
症状別の入口がない
「整体やってます」だけでは、自分の悩み(腰痛・肩こり・産後など)に対応してくれるかが伝わらない。
料金・施術者が見えず不安
料金が分からない・誰が施術するか見えない。初めての不安を消せず、予約直前で離脱される。

どれも施術そのものとは別の、「見せ方・見つかり方」の問題です。逆に言えば、整えれば来院につなげやすいということです。

最重要は「地域名+症状」で見つかること

整体院・接骨院の集客で、多くの地域密着型の院で優先度が高いのが地図対策(MEO)と、症状別ページです。多くの院は地域商圏の影響が大きく、「近くて、自分の症状に合う院」を探している人がほとんどだからです。

明るく清潔な治療院で、施術者が来院者の体を丁寧に施術している様子。安心感のある院内。自然光

FIG 2お客さまはこう探している
1
症状+地域で検索
「腰痛 整体 ◯◯市」「産後骨盤 接骨院 ◯◯駅」など、具体的な悩みで探す。
2
地図と口コミを見比べる
Googleマップで近い院・評価・写真を比較。ここで候補が3〜4院に絞られる。
3
サイトで詳しく確認
症状への対応・料金・施術者・院内の雰囲気をチェックして、最終的に1院を選ぶ。
4
予約する
電話・LINE・Web予約で連絡。ここまでがスマホで完結すると予約されやすい。
この流れのどこか1つでも欠けると、ほかの院に流れます。地図(MEO)→症状別ページ→予約導線を一本につなぐのが基本です。

だからこそ、Googleビジネスプロフィール(Googleマップの店舗情報)の整備と、「肩こり」「腰痛」「産後の骨盤」など症状ごとのページを用意すると効果的です(成果は地域・競合・内容の品質によって変わります)。症状別ページは、その悩みで検索した人の入口になりやすく、「ここは自分の症状を分かってくれそう」という安心にもつながります。地図対策の詳細はMEO・Googleマップ集客でも説明しています。

サイトとMEOで「新規に見つけてもらう」入口を整えたら、もう一段、LINEを使った継続的なつながりも視野に入ります。整体院は1回で完結する商売ではなく、回数券・継続来院・季節ごとの不調メンテナンスが売上の柱になります。スタジオ・コハクが提供するLメイトを使うと、リッチメニューを「次回予約/回数券残数/よくある不調Q&A/店舗情報」のように整理でき、施術カテゴリ別のタグ出し分け(腰痛フォロー/産後ケア中/姿勢矯正中など)で、患者さんに合ったメッセージを届けられます。新規集客だけに広告費を使い続けるのではなく、来院後のリピート設計までセットで組めるのが強みです。

予約を増やすホームページの基本7つ

では具体的に、何を整えればいいのか。治療院サイトで効く基本を7つにまとめました。

FIG 3予約を増やす“整体院・接骨院サイト”の7要素
1
症状別ページ
腰痛・肩こり・産後・スポーツ障害など。検索の入口になり、専門性も伝わる。
2
施術者の顔・経歴・資格
誰が施術するか。柔道整復師などの資格があれば明記。安心感が大きく変わる。
3
料金の明示
初回・2回目以降の料金、保険の扱い。「いくらか分からない」不安を消す。
4
院内・設備の写真
清潔感・明るさ・ベッドの様子。初めてでも入りやすい雰囲気を伝える。
5
口コミ・お客さまの声
来院理由や雰囲気の後押しに。掲載許可を得たうえで、効果・改善を強調せず事実中心に。
6
予約導線(電話・LINE・Web)
スマホで迷わず予約まで。LINE予約は治療院ととくに相性がいい。
7
地図・アクセス(MEO)
「地域名+症状」で見つかるよう、Googleビジネスプロフィールと連携。駐車場の有無も。
全部を一度にそろえなくて大丈夫です。とくに1(症状別)・3(料金)・6(予約導線)から手をつけると、予約につながりやすくなります。

信頼を生む「施術者・資格」と、やってはいけない表現

治療院のホームページで、信頼を左右するのが施術者の見せ方表現のルールです。ここは知らずにやってしまうとトラブルのもとになるので、正直にお伝えします。

明るく清潔な治療院の受付と待合スペース。観葉植物が置かれ、落ち着いた雰囲気。自然光

まず、接骨院・整骨院は柔道整復師(国家資格)が柔道整復を行う施術所です。急性・亜急性の外傷性の打撲・捻挫・挫傷や、骨折・脱臼など一定の負傷について、柔道整復師の療養費として健康保険の対象になる場合があります(骨折・脱臼は応急手当を除き原則として医師の同意が必要で、慢性的な肩こり・腰痛などは対象外となることがあります)。広告・届出上の名称や表示は自治体ごとに確認が必要です。一方、いわゆる整体は民間資格・無資格で行われることもあり、資格や保険の扱いが異なります。そのため整体では、医療行為と誤認される「診断」「治療」「治す」といった表現はとくに避ける必要があります。自院がどちらなのかを正しく示し、資格があるなら明記することが、信頼の第一歩です。

そして、もっとも注意したいのが効果をうたう表現です。柔道整復師法・あはき法系の広告規制、景品表示法、薬機法、医療広告ガイドラインの考え方などに照らすと、次のような表現は避けるべきとされています。

  • 「治る」「完治」「必ず改善」など、効果を断定・保証する表現
  • 「どんな腰痛も治す」「100%」など、誇大に受け取られる表現
  • 効果を強く印象づけるビフォーアフター(根拠の有無にかかわらず慎重に。必要な説明なしに掲載しない)や、誤解を招く体験談の見せ方
  • 柔道整復師の施術で保険が使える範囲を超えた適用をうたうこと

「じゃあ何も書けないの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。「こういうお悩みの方が多く来院されています」「施術の流れはこうです」のように、事実を誠実に伝える形なら問題になりにくく、かえって信頼されます。お客さまの声を載せる場合も、掲載許可を得たうえで、効果や改善を強調せず、来院理由や説明の分かりやすさなど事実を中心に扱います。断定や誇張に頼らないことが、結果的に長く選ばれる院をつくります。

※具体的な表現の可否は、施術形態(接骨院か整体か)や最新のガイドラインによって変わります。判断に迷う場合は、各都道府県の窓口や専門家に確認することをおすすめします。コハクで制作する際も、こうした表現面に配慮した作り方をご提案します。

紹介・検索・地図を予約につなぐ

整体院・接骨院の集客は、紹介・検索・地図(Googleマップ)を、予約という1つのゴールにつなぐと安定しやすくなります。

口コミで聞いた人は院名で検索し、サイトで雰囲気と料金を確認して予約します。「地域名+症状」で探している人は、Googleマップとサイトを見比べて連絡してきます。どの入口から来ても、最後はサイトの分かりやすさと安心感が予約を後押しします。とくにスマホで「症状の確認→料金→予約」までスムーズに進めることが、取りこぼしを減らす近道です。

実物で見てもらう+費用の目安

「具体的にどんなサイトになるの?」というイメージのために、コハクではクリニック系のデザイン見本(歯科医院のデモサイト)を公開しています。料金表の見せ方、症状・診療内容の並べ方、予約導線など、医院系サイトの作りの参考になります。クリニック系デモサイトを見る、ほかの業種の見本も制作サンプル一覧にまとめています。

FIG 4費用の目安(整体院・接骨院サイト)
自作無料〜月数千円程度(ツール・ドメイン・予約機能等は別途の場合あり)/症状別・MEO・写真は自力
プロに依頼5万円〜(基本構成。ページ追加・原稿・撮影・保守・MEO運用は別途)/症状別・予約導線・地図対策まで相談可

整体院・接骨院は「症状別ページ+地図対策」で差が出やすい領域です。外部に依頼する場合は、表現面の確認範囲も事前に確認しておくと安心です。

コハクの場合、シンプルな構成なら5万円程度からお受けしています。撮影・原稿作成・ページ追加・保守運用などをご希望の場合は、内容に合わせて別途お見積もりします(価格はすべて税別)。症状別ページを増やしたい、LINE予約や地図対策まで任せたいといった場合は、内容に応じてお見積もりします。見積もりシミュレーター30秒のプラン診断で、まずは目安を確認できます。

なお、AIで自分で作る方法もあります。ただ治療院は表現のルールや症状別の設計など気をつける点が多く、判断に迷う場面もあります。考え方はAIでホームページは作れる時代、それでもプロに頼んだ方がいい理由も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 口コミ(紹介)で回っているので、ホームページは要らないのでは?
A. 紹介は強い武器ですが、紹介された人も来院前に院名で検索して確認することが多いです。そのときサイトが古い・情報が薄いと、せっかくの紹介を活かしきれません。新規というより「紹介を取りこぼさない受け皿」として整えておくと安心です。

Q. Googleマップ(MEO)だけで十分ではないですか?
A. Googleマップは非常に重要ですが、それだけだと「症状への対応・料金・施術者の人柄」までは伝えきれません。地図で見つけてもらい、サイトで不安を消す——この組み合わせで予約につながります。両方を連携させるのが理想です。

Q. 「腰痛が治る」と書いてはいけないのですか?
A. 「治る」「必ず改善」などの断定・保証表現は、薬機法や景品表示法の観点で避けるべきとされています。代わりに「腰痛でお悩みの方が多く来院されています」「施術の流れ」などを事実として伝える形なら問題になりにくく、信頼にもつながります。判断に迷う表現は専門の窓口に確認するのが安全です。

Q. できるだけ安く作りたいのですが、いくらからできますか?
A. シンプルな構成なら、コハクでは5万円程度からお受けしています(税別。内容により前後します)。30秒のプラン診断見積もりシミュレーターで、まずは目安を確認してみてください。

まとめ

  • 整体院・接骨院の集客は「地域で見つかり、来院前の不安を消す」こと。お客さまは「症状+地域」で探す。
  • 集客できない原因はたいてい地図(MEO)で出ない・症状別の入口がない・料金や施術者が見えないの3つ。
  • 最重要は地図対策(MEO)と症状別ページ。検索→地図→サイト→予約を一本につなぐ。
  • 基本7要素(症状別・施術者と資格・料金・写真・口コミ・予約導線・地図)を、まずは症状別・料金・予約導線から。
  • 効果の断定(治る・必ず改善)は避ける。薬機法・景表法に配慮した誠実な表現が、結果的に信頼を生む。

集客全体の進め方はホームページ集客の始め方もあわせてご覧ください。

「うちの院ならどう見せるか」を、まず実物のたたき台で見てから判断していただけます。コハクは無料でたたき台をお作りしています。表現面の注意も踏まえてご提案しますので、お気軽にご相談ください

RELATED — 関連記事
不動産会社のホームページ集客|地域不動産が大手物件サイトと差別化する方法
業種別
不動産会社のホームページ集客|地域不動産が大手物件サイトと差別化する方法
採用ホームページの作り方|中小企業が求人で勝つコンテンツ設計と構成
業種別
採用ホームページの作り方|中小企業が求人で勝つコンテンツ設計と構成
クリニック・医院のホームページ集客|歯科以外の診療科で患者を集める方法
業種別
クリニック・医院のホームページ集客|歯科以外の診療科で患者を集める方法

ホームページのこと、まず“たたき台”から。

「うちならこうなる」という実物のたたき台を無料でお作りします。診断で最適プランの目安もすぐ分かります。見てから決めてOKです。