つばさ税理士事務所TSUBASA TAX OFFICE
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融資・資金調達 2026.04.20 公開 読了 約5分

創業融資を通すための事業計画書の書き方(日本政策金融公庫)

村上 直樹
村上 直樹税理士・つばさ税理士事務所 所長
創業融資と事業計画書のイメージ

創業時にまとまった資金を借りるなら、日本政策金融公庫の創業融資が王道です。そして、その合否を大きく左右するのが事業計画書。担当者は「この人に貸して、ちゃんと返ってくるか」を、計画書から読み取ります。この記事では、審査で見られるポイントと、計画書のまとめ方を解説します。

創業融資とは

創業融資とは、これから事業を始める人や始めて間もない人が利用できる融資制度です。実績がまだない創業期は、民間の銀行からの借入はハードルが高め。そこで多くの方が利用するのが、日本政策金融公庫の「新規開業資金」です。無担保・無保証人で利用できる枠もあり、創業の最初の一歩を支えてくれます。

審査で見られる3つのポイント

担当者が重視するのは、主に次の3点です。

① 自己資金

「どれだけ自分で準備したか」は信用に直結します。一般に、必要資金の3分の1程度の自己資金があると説得力が増すと言われます。通帳でコツコツ貯めてきた経緯が見えると、計画性の証明になります。

② 経験・スキル

これから始める事業に関連した経験があるかどうか。同業での勤務経験や実績は、事業を続けられる根拠として評価されます。未経験の分野なら、それを補う準備(研修・人脈・仕入先の確保など)を示しましょう。

③ 返済できる根拠(計画の具体性)

売上の見込みに根拠があり、そこから返済できることを数字で示せるか。「なんとなく儲かりそう」では通りません。ここが計画書の核心です。

融資の相談をする様子
計画書は「担当者を納得させる資料」。第三者の目で見直すことが大切です

事業計画書のまとめ方

説得力のある計画書にするコツは、すべての数字に根拠を持たせることです。

数値計画を作成する様子
売上計画は要素に分解し、一つひとつに根拠をつけます

よくある失敗

もっとも多いのが、売上計画が過大で根拠がないケースです。担当者は多くの計画書を見ているので、現実離れした数字はすぐ見抜かれます。逆に、自己資金が極端に少ない、お金の使いみちが曖昧、というのも評価を下げます。

計画書づくりは、自分の事業を客観的に見つめ直す作業でもあります。融資に通ること自体より、「返せる事業計画かどうか」を確かめることが、結局は事業の成功につながります。

つばさ税理士事務所では、創業融資の事業計画書づくりを数多くお手伝いしてきました。数字の根拠づけや、担当者に伝わる資料の整え方まで一緒に進めます。あわせて、法人化のタイミングについても創業前に検討しておくと安心です。

村上 直樹
Written by 村上 直樹(税理士)

つばさ税理士事務所 所長。創業支援・融資サポートを数多く手がける。「返せる計画かどうか」を一緒に見極めることを大切にしている。

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